シコアサイズ

シコアサイズとは?

SHICORECSE(シコアサイズ)の特徴

シコアサイズは入門編としての「イニシャル・シコアサイズ」、初級編の「アンダンテ・シコアサイズ」から中級編「モデラート・シコアサイズ」、上級編「アレグロ・シコアサイズ」まで、レベルに合わせて行うことができる、さまざまな段階のカリキュラムが用意されています。
一般的なエクササイズプログラムでは、ウォームアップ、腕、腰、リズム運動、フロアエクササイズ(腹筋)、脚、ヒップ、クールダウンといった順に構築されています。シコアサイズのカリキュラムも、これに近い形に構築していますが、運動ひとつひとつが独立しているので、身体条件や能力、体調、時間の余裕などに合わせて運動メニューを自由に組み替えることができます。

入門編「イニシャル・シコアサイズ」運動イメージ。

初級編「アンダンテ・シコアサイズ」運動イメージ。

体の「軸」を意識してまっすぐに立つ

正しい立ち方チェックポイントまっすぐに立っているつもりでも、ほとんどの人は、左右どちらかに偏りが生じているものです。これは、長い年月の日常生活のクセ、例えば、右側だけでいつも荷物を持つ、脚を組んで座る、などの原因によって引き起こされる体の歪みです。体の歪みを放置しておけば、骨盤も歪み、腰痛や肩こりをはじめとした、さまざまな体の不調につながっていきます。

シコアサイズでは、正しく「まっすぐ立つ」ことから始めます。相撲の世界においては、体の「軸を取る」ことは、大変重要な要素になります。体の軸を常にしっかり取っていれば、どんなときでも最大限の力を発揮することができるのです。

 

 

 

全身が映る鏡の前でチェックしてみましょう。首をまっすぐ正面に向け、左右の肩のラインを平行に、両腕は力を抜いて脇に垂らします。左右の足は、肩幅と同じくらいに開き、背骨をまっすぐに保ち、両足の足裏全体で大地をつかむようにして立ちます。このように正しく立つことで、体の中心=「軸」を取ることができます。


へその下の「丹田(たんでん)」は活力の源

「丹田」とは、東洋医学や気功でよく用いられる言葉で、場所は、おへその下約2㎝くらいの位置にあります。ここには自律神経を司る節がたくさん集まっており、全身の精気を高めるための重要な役割をする場所と言われています。

相撲の世界でも、この「丹田」を鍛えることは大変重要です。「丹田」に力を込めることで、自然に肛門が締まり、お尻の筋肉が引き締まり、下半身が安定し、土俵で相手を倒すための瞬発力を生み出すのです。「シコアサイズ」も「丹田」を常に意識して、ここに力をグッと込めながら運動を行います。運動の場面だけではなく、日頃の生活においても「丹田」を意識して、この部分にグッと力を込める習慣をつければ、全身にいつも活力がみなぎり、ストレスの軽減にもつながっていきます。

常に「息を吐ききる」ことを意識します

正しい立ち方呼吸法を試してみましょう「シコアサイズ」のすべての行程では、「息を吐ききる」ことを心がけて行います。常に「息を吐ききる」ことを意識すれば、自然に「腹式呼吸」が導かれるようになります。私たちが日常で普通に呼吸をするときは、胸や肋骨を膨らませるような「胸式呼吸」となり、これは、主に肺に酸素を取り込むための呼吸です。「腹式呼吸」は、もっと深いレベルでの呼吸で、横隔膜の上下運動を促し、全身に酸素を取り込み、内臓機能を活発にしてくれます。

イメージとしては、まず、前述した「丹田」の位置までゆっくり空気を送りこむイメージで、息を鼻から吸います。そして、お腹を引っ込めるようにして、口からゆっくりと息を吐ききります。このとき、「息を吐ききる」ことをしっかり意識することがポイントです。この呼吸法は、相撲の取り組みの際にも重要な要素となり、息をしっかり「吐ききる」ことで、最大限の力を発揮することにつながるのです。

 

腹式呼吸は、息を吐くときにお腹を引っ込め、吸うときにお腹を膨らませる呼吸法です。実際には胸で呼吸していてもお腹に空気が出入りしているイメージで行ないます。また、人は能動的に息を吐こうとすると、自然に腹式呼吸になります。そのため、シコアサイズでは常に「息を吐ききる」ことにポイントを置いて行ないます。


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